概要
MACDはMoving Average Convergence Divergence trading methodの略です。
「移動平均収束拡散」又は「移動平均収束乖離」などとも呼ばれています。
相場の転換期を明快に表現してくれるので扱いやすく、非常に人気のあるオシレーター系指標の一つです。
計算式
●MACD=短期指数平滑移動平均 - 長期指数平滑移動平均
●MACDシグナル=一定期間のMACDの単純移動平均
一般的によく使用されている平均本数は短期12本、長期26本、シグナル9本です。
計算式(EXCEL)
便宜上、短期3本、長期7本、シグナル2本とします。
活用例
●トレンドフォローエントリーのトリガーとして
MACDが0レベルを上抜いたら買い、下抜いたら売り。
●カウンターエントリーのトリガーとして
MACDがシグナルを上回ったら買い、下回ったら売り。
まとめ
人気のある指標でしたので、開発当初はかなり多用しましたが現在はあまり使用していません。
カウンターエントリーで使用する場合、先行指標ということで仕掛けが速い分、成功すれば利益は大きいのですが、長期的にみると、「だまし」に合う確率が高いという副作用の影響力の方が大きくなってしまうのでメインの指標としては使いづらいと感じています。
MACDに限らずオシレーター系指標全般に言えることですが、機能する時と機能しない時との差が大き過ぎる気がします。
ということで、この指標も使用する場合はサブ指標の一つとして使用しています。