陰陽足の計算式(EXCEL)と使用方法

テクニカル指標

概要

通常のローソク足を陰陽足と呼ぶこともありますが、ここで扱う陰陽足は始値を前日までの終値の平均値、終値を当日までの終値の平均値とした高値と安値のない(ヒゲのない)ローソク足です。

足の陽転、陰転でトレンドの転換を、実体部分の大きさでトレンドの勢いを把握できます。

一時的に出現するノイズをある程度消してくれますのでトレンドの継続・転換を明解に示してくれます。

計算式

平均本数をX本とすれば、
始値:前日終値までの過去X本分の平均値
終値:当日終値までの過去X本分の平均値
高値、安値はありません。

計算式(EXCEL)

下記の例では、遡るバー数を5本として計算しています。

活用例

一般的には、長中短の陰陽足を用いて、全ての足の陽転で「買い」、全ての足の陰転で「売り」等の使用方法が呈示されています。

しかし、敢えて言うまでもありませんが、この使用法で勝てるとすれば大きなトレンドの場合のみです。

実際には1本の陰陽足でいいので、その足の傾斜や実体の大きさを見てトレンドの勢いを確認し、他指標の方向も一致した場合のみ参戦する等の工夫が必要です。

まとめ

平均足と同様、5分足ですと短過ぎてせっかくの連続性が寸断されてしまうことが多いので、使用するのであれば15分足以上のシステムで使用した方が陰陽足のメリットが生かせるかと思います。

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