概要
移動平均線の上下に一定幅(移動平均の何%etc.)乖離させた伴線を表示した指標。
シンプルですが、トレンドフォローエントリーにもカウンターエントリーにも使用可能で非常に使い勝手のいい指標です。
トレンドフォローエントリーで採用すれば「だまし」の軽減に大きな役割を果たしてくれます。
計算式
移動平均に対しX%乖離させる場合
●上方ライン = 移動平均値 × (1 + X/100)
●下方ライン = 移動平均値 × (1 ー X/100)
計算式(EXCEL)
便宜上、SMAの平均本数を5本、乖離率を0.09%と0.18%にしています。
活用例
●トレンドフォローエントリーの場合
終値(もしくは基準平均線よりも短期の平均線の値)が上方ラインを上回ったところで買エントリー、
終値(もしくは基準平均線よりも短期の平均線の値)が下方ラインを下回ったところで売エントリー。
どんなに乖離幅を広げても上方ライン又は下方ライン近辺でラインにまとわりつくように動かれれば「だまし」にはあってしまうわけですが、価格が基準平均線にまとわりついているような局面ででのエントリーは抑制できますから、結果的に「だまし」をかなり削減してくれます。
●カウンターエントリーの場合
終値(もしくは基準平均線よりも短期の平均線の値)が上方ラインを上抜け後、上方ラインを下回った時点で売エントリー、
終値(もしくは基準平均線よりも短期の平均線の値)が下方ラインを下抜け後、下方ラインを上回った時点で買エントリー。
●エントリー用のラインの外側にもう一本ラインを設定し、利確・損切のトリガーとして使用
まとめ
実にシンプルな指標ですが、他の指標との相性も良く使い勝手は抜群です。
運営者も分足ザラ場システムで重用しています。